十二縁起 初転法輪
Dvādaśanidāna — The First Turning of the Wheel
立場② 本来の在り方
無
可変
相対
関係
vs
立場① 錯覚としての在り方
有
不変
絶対
独立
本来は
「無い」
はずのモノが、どのようなプロセスで
「有る」
モノとして意識上へ現れるかを説明したチャートが十二縁起である。無空間から「有」が生まれ、そして消滅。この生起–消滅の間断なき刹那の循環を
輪廻
という。
十二縁起 生起の螺旋
関係依存的生起 縁起ネットワーク
苦(存在論)
集(認識論・原因論)
滅(涅槃)
道(方法論)
無(根源)
四諦 苦集滅道
苦
DUKKHA / 存在論
存在そのものの虚、不完全性。「有」は錯覚として保存された関係性の切り取りに過ぎない。
集
SAMUDAYA / 認識論・原因論
十二縁起。無から観察・固着・実体化へ至る生成のプロセス。苦の原因の解明。
滅
NIRODHA / 涅槃
循環の止滅。輪廻からの解放。言語化の外にある境地——釈尊は悟りの内容を言葉に残さなかった。
道
MĀRGA / 方法論
正八道・中道。螺旋を断ち切るベクトル。「有る」でも「無い」でもない中間の実践。